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台湾のユニークなSTARBUCKSをご紹介

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台湾スターバックスの「特色門市」をご紹介!

台湾には、他の国では見られないようなユニークで魅力的なスターバックス店舗が数多く存在します。これらの店舗は「特色門市(とくしょくもんし)」と呼ばれ、地域の文化や建築、美術的要素を取り入れた特別なデザインで、多くの観光客やコーヒー好きの注目を集めています。

以下はその一部をご紹介します:

洄瀾門市(花蓮)

アジア初のコンテナ型スターバックス、建築家・隈研吾氏による設計

花蓮県吉安郷に位置する「洄瀾門市」は、アジアで初めて輸送用コンテナを活用して建設されたスターバックス店舗です。​日本の著名な建築家・隈研吾氏の手によるこの建築は、世界各地の港で使用された29個の白いコンテナを積み重ね、倒立したピラミッド型の4階建て構造を形成しています。​このデザインは、コンテナに新たな命を吹き込むとともに、花蓮の自然と調和した独特の美しさを演出しています。​

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建築とデザインの特徴

  • 自然光を取り入れた空間:​コンテナの交差部分には大きな天窓が設けられ、日差しが木漏れ日のように店内を照らします。​これは、豊かな自然に恵まれた花蓮の地域性を反映しています。​
  • 原住民文化の融合:​内装には、花蓮在住のアミ族の伝統的な色彩や模様が取り入れられています。​壁面には大胆でカラフルなアート作品が飾られ、自然素材を用いたプリント技法で、アミ族のトーテムが店内の随所に表現されています。​
  • スターバックスの精神を体現:​各コンテナスペースには「共有」や「回味(余韻)」といったメッセージが掲げられ、スターバックスのブランド理念が感じられる空間となっています。​

店舗情報

花蓮理想門市(花蓮)

おとぎの国のような夢のコーヒー農園

花蓮理想門市は、台湾・花蓮県寿豊郷に位置する、まるで童話の世界から飛び出したかのようなスターバックスの特別な店舗です。​アメリカの自由な文化とヨーロッパのルネサンスのロマンチックな雰囲気が融合し、訪れる人々に夢のような体験を提供します。

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幻想的な外観:​ヨーロッパ風のデザインで、童話の中の小屋や妖精の城を彷彿とさせます。​

湖畔の絶景:​店内には湖畔に面した大きな窓があり、コーヒーを楽しみながら美しい景色を堪能できます。​

落羽松の風景:​湖の周囲には落羽松が植えられており、季節ごとに異なる色彩を見せ、まるで絵画のような風景を作り出しています。​

内装のこだわり:​温かみのあるチーク材の木目、素朴な六角形のタイル、氷柱のようなガラスが組み合わさり、森林の中のリゾートハウスのような居心地の良さを演出しています。

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花蓮縣壽豐鄉豐坪路三段 289 號

宜蘭頭城門市(宜蘭)

ヨットをモチーフに、風を切って新たな旅立ちへ

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宜蘭頭城門市 ― 新たな旅立ちを象徴する「遊艇」デザインのスターバックス

「開蘭第一城(開蘭の第一の町)」として知られる台湾・宜蘭県頭城鎮に誕生したのが、スターバックス宜蘭頭城門市です。背後には雪山山脈、眼前には太平洋を望むこの地は、かつて開拓者たちが蘭陽平原へと第一歩を踏み出した歴史的な場所。まさに、スターバックスが新たな航海へと漕ぎ出す象徴的な出発点とも言える門市です。

頭城駅、古い街並み、そして歴史ある烏石港にほど近く、この地にはかつて数多くの商船が集まる「石港春帆」のにぎわいがありました。そんな歴史と地域性にインスピレーションを受け、この門市は「ヨット(遊艇)」をデザインコンセプトに掲げ、建物の外観から店内の細部に至るまで、その世界観が表現されています。

白を基調とした独立型2階建ての店舗は、「シャープな直線美とシンプルさ」を追求。大胆な幾何学形状に、曲線や斜線が巧みに組み合わされ、海を思わせるブルーのフロアガラスが、まるで幻想的なヨットの船旅へと誘うような印象を与えます。

店内に足を踏み入れると、曲線で構成されたカウンターが迎えてくれ、視覚的な中心となっています。天井のデザインにも注目です。1階の金属素材の曲線ラインが、2階ではブルーの木材を用いた波紋模様へと繋がり、まるで海面を進む船が描く水の軌跡のよう。ぜひ訪れてみてください。

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宜蘭縣頭城鎮青雲路 3 段 396 號

鶯歌門市(新北市)

「鶯歌老街の地元工芸の美を継承し、伝え続けるスターバックス」

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この店舗は、台湾・鶯歌の老街(オールドストリート)に位置し、建物には赤レンガとパラペット(女兒牆)を採用。古き良き建築の趣を残しながらも、地元の素材を随所に取り入れています。陶磁器、丸型の陶タイル、窯焼きの陶片、菱形格子の窓、窓枠、研ぎ出しのモザイク床タイルなどが用いられ、鶯歌ならではの風情を演出。入り口左手には、陶器の街・鶯歌を象徴する陶瓶が飾られ、地域色豊かな空間に仕上がっています。

店内に足を踏み入れると、1階の客席エリアは「静けさを感じる空間の創造」がテーマ。地元の陶芸職人と協力し、高温焼成によるセラミック転写技術で、Starbucksオリジナルのトーテム柄が施されています。そこには、ブランドと地域の深いつながりを感じさせる温もりがあります。2階へ続く階段スペースには、当時のままの菱形格子窓や研ぎ出しタイルの床が残され、窓から差し込む光と影が交差し、ノスタルジックな雰囲気を演出。伝統建築ならではの魅力が随所に息づいています。

店内のアートウォールは、地元の陶芸家による作品で構成され、新たな表現と構図を取り入れつつ、鶯歌の工芸の美しさを融合。多様な可能性を感じさせるアート作品が空間に溶け込み、歴史ある建物に現代的な息吹をもたらしています。

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新北市鶯歌區育英街 67 號

台南文創門市(台南)

歴史と芸術が香る、台南初のレトロ建築スターバックス ― 台南文創門市

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スターバックスが南部で初めて、市定古跡の建物を活用して誕生させたのが「台南文創門市」です。場所は台南駅すぐそばの「台南文創園区」内。日治時代に台南出張所として建てられた和風建築の美を受け継ぎながら、当時の連続窓や一部の床材をそのまま残すことで、歴史の趣を今に伝えています。

店内中央には中島型のバーカウンターを配置。カウンターやソファの背面には、赤レンガ調のパネルと、台湾伝統の窓格子模様を繰り返しあしらうことで、建物全体が持つ赤レンガとブルーの窓花による重厚な歴史美を巧みに再現しています。

また、スターバックスは古跡の歴史的価値を尊重し、地元・台南の国宝級アーティストである顏振發(イエン・ジェンファー)氏を招き、門市の両壁面に2点の手描きアートを制作。スターバックスのコーヒー農園の風景を鮮やかに描き出し、古い建物に生命を吹き込むような存在感を放っています。

内装のカラーパレットは、外観の赤レンガの色合いを基調に、レトロなゴールドとエネルギッシュなコーラルオレンジを組み合わせ、温かみのある木製家具を配置。建物本来の懐かしい研ぎ出しの床とのコントラストが印象的で、空間に躍動感と深みを与えています。

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臺南市東區北門路二段 16 號 1F

艋舺門市(台北)

歴史薫る林家古宅に佇む、万華のスターバックス門市

台北・万華エリアにある市定古跡「林家古宅」を活用し、歴史的建築の再生と地域コミュニティ活性化をテーマに誕生した特別なスターバックス店舗。艋舺(モンカ)地区の文化や歴史の魅力を、現代に伝える貴重な空間です。

建物の修復と店舗デザインにおいては、林家古宅の伝統的な風格を随所に再現。重厚な木製の両開き扉や、ローマ風の柱頭装飾、精緻な彫刻が施された窓や欄干など、当時の面影がそのまま残されています。

2階には、林家の刺繍文化から着想を得たスターバックス女神の刺繍壁画が設置され、壁画の中には万華駅や剝皮寮といった地域の名所も織り込まれています。

この「萬華林宅スターバックス」では、台湾スターバックス初となる“サイフォン式コーヒー抽出サービス”を導入。また、地域の歴史を伝えるため、店内には20名の「コミュニティ・アンバサダー」が常駐。来店者に向けて林家古宅の物語や背景を丁寧にガイドし、地元の魅力を発信しています。

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台北市萬華區西園路一段 306 巷 24 號 & 26 號

首府門市(台南)

台南「星巴克首府門市」―白雪の塩をテーマにした幻想的な店舗

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台南にある「星巴克首府門市」は、台湾初となる“塩山の白雪”をコンセプトにデザインされたスターバックス店舗です。店舗のすぐ近くには「台湾第一の塩」と称される塩埕出張所があり、地域の歴史と文化を感じられる立地です。

建物は伝統的な日本家屋の意匠を取り入れつつ、外観はガラスのカーテンウォールで構成され、雪のように白いラインがアクセントとなっています。このデザインは、塩田の風景を想起させるもので、訪れる人々に夢のような白銀の世界を体験させてくれるでしょう。台南の新たなフォトスポットとしても注目されています。

内装には、透明な結晶ガラスブロックのようなデザインが取り入れられ、周辺地域の活気を表現。外装とリンクする形で、ガラスの軽やかさと透明感が店内にも広がり、天井には印象的な装飾が施されています。カウンターエリアには金属メッシュの半透明素材が使われ、光が差し込み、まるで空間の中で光が踊っているかのような、開放感あふれる雰囲気が演出されています。

さらに、店内にはスターバックス創立50周年を記念した特別なアートウォールも設置されています。そこには、台南という土地の記憶を象徴する2人の女神が描かれています。一人は若き女神で、コーヒーの枝を手に持ちブランドのはじまりを表現。もう一人は知恵の女神で、煎れたてのコーヒーと天秤を手に、スターバックスのビジネスの発展とバランスを象徴しています。

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台南市南區新和東路 136 號

康橋門市(台南)

女神が導く、癒しのオアシス

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このスターバックス店舗の建築外観は、まるで「女神の湾岸」のよう。優雅でロマンチックなスターバックスの女神が、朝の光を迎えるかのような幻想的なシルエットが印象的です。海辺のオアシスのように流れるような曲線が、屋外から店内へと自然につながり、訪れる人々を女神が導くスターバックスの物語へと誘います。

店舗のデザインコンセプトは「驚きと癒しのオアシス」。柱から広がる層状のアーチが店内の中心的な構造となり、細部のディテールに至るまで、店舗スタッフや地域の来店客への想いが込められています。

アートウォールには、グリーンを基調としたグラデーションで幻想的な空気を演出。在地アーティスト・LEHOによる手描きのアートが、優美なカーブを描く壁面を彩ります。モチーフは女神とオアシス、そしてスターバックスのコーヒーストーリー。背景には台湾の山々やコーヒー農園が描かれ、中心には気品漂う女神が立ち、彼女の周囲を囲むのはコーヒーの木々、海の波、そして台南市の市鳥。

この一枚の壁画が、命の躍動と地域文化の豊かさを象徴する空間を作り出しています。

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台南市永康區東橋八街 90 號

松竹洲際門市(台中)

スポーツを感じる都市型スターバックスーマにした幻想的な店舗

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台中市で最も人口の多い北屯区に位置する「松竹洲際門市」は、スポーツと都市美学を融合させたスターバックスの旗艦的存在です。店舗デザインは、すぐ近くの洲際野球場と建設予定の台中ドームからインスピレーションを受けており、建物外観は流れるような曲線とスピード感を表現しています。

建築コンセプトは「SHELL TO SHELL(殻から殻へ)」というアイデアに基づき、柔らかく浮遊するような曲線屋根と壁面が印象的。シンプルかつ軽やかなアーチ形状が、自然環境や周囲の都市景観と調和しながらも、独特の存在感を放っています。

店内は、左側にバリスタのいる中核となるカウンターを配置し、長テーブルやハイチェアで活気ある空間を演出。一方、右側にはゆったりとくつろげるソファ席や会議室を設け、都市的で洗練された雰囲気を醸し出しています。

この店舗は、野球の熱気とカフェのくつろぎが融合した新たなスタイルのカフェ空間。スターバックスを通じて、台中という街の魅力を再発見する旅へと誘ってくれます。

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台中市北屯區松竹路三段 1133 號

新竹關埔門市(新竹)

人文とテクノロジーが調和する、暮らしやすい都市の一角

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スターバックスが新竹市のビジネスエリアに初めて出店したドライブスルー対応店舗「新竹関埔門市」。そのデザインコンセプトは船をイメージしており、外観は「STARBUCKS」の頭文字「S」を模した流線型。新たなマイルストーンへの航海を象徴しています。特徴的な二階構造は、床を折り返して壁と屋根を形成するユニークな建築手法で、斜めに伸びる壁面により全体の重厚感を抑え、軽やかな印象を与えています。

店内に足を踏み入れると、まず目に入るのは一階のソファ席エリアに飾られたガラスアート。金属とガラスチューブを組み合わせた波模様のオブジェは、女神の尾びれと髪が絡み合う姿を表現し、地元のガラス工芸と融合した繊細かつ芸術的な空間を演出しています。

二階には隠れ家のような屋外テラス席が設けられており、華やかなビル群の夜景と共に、静かで贅沢な時間が流れます。まさに都市の中の癒し空間です。

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新竹市東區埔頂二路 71 號

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